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8月。

テストから解放されてやっと久しぶりに小説を読めた。

小説を読むと内容に関わらず少し切なくなるのはどうしてだろう。

でも苦しいのではなくて息をゆっくり吸いたくなるような感じ。

小説の中の彼らはすごく詳細に、たくみに表現されていて、そんな非日常的な方法で日常を描きだすものだから、私はちょっとばかり動揺してしまいます。

でも影響を受けやすい私は、

小説を読んだ後はふとした瞬間の、例えば今夜みたいに雨に降られたときの雨の夜の土の香りをどう感じているのか言葉にしてみたりします。

そうすると気付かなかった自分の気持ちなんかに気付いて新鮮で嬉しくなったりし

 て、そんな夏休みの幕開けです。

 

 

さて、今回のテーマ、気になるあの人。

 

私の気になるあの人は言葉で表せばよくありがちな、近そうで遠い存在です。

ある一点では確かに繋がっているんだけれど、

私にはきっと、ずっと理解できない人。

誰かといるときには考えることなんてほとんどないのだけれど

ひとり帰り道にふと考えに耽たりします。

と思ったら、

私は私の道を歩くのだ、と急に興味を失ってみたり。

 

 

その人は、私が悲しいときにも笑っていたりして、

時々本当に不思議でたまらない。

でもきっと、そこがいいところだってみんないうんじゃないかな。

たぶんそう。

私もそう思う。

だから笑うんだ。

やっぱり私とその人は繋がっているんだと思う瞬間。

 

でもたまに、友達とその人の話題になったりして、

私が全く知らなかった一面を聞かされて一喜一憂もする。

私が知らなかった一面を知れるのは嬉しい。

でもそれが悪いことだったら一日中考え込んでしまう。

やっぱり私はその人のこと、まだまだ理解できてないんだと思う瞬間。

 

 

私の気になるあの人、

もう一人の私。

人から見た私、私からは見えない私、でも私。

 

人からの評価に翻弄されたくはない。

そうではなくて自分だからこそ見えない自分の性格とか考えの傾向とか、

そういうものを知りたい。

この二つを明確に区別するものがあるわけではないのだけれど。

 

一番記憶にあるのは、小学校のときの成績表のコメント欄。

「私はリーダーシップがありますが、たまに言葉がきつくなります。」

って書いてあって、驚いた。

でもそれで、私はリーダーに立候補してみたりした、言葉に気を付けてみたりした。

結果、リーダーシップはなかったかな。。

 

人からの評価を気にしすぎると自分を見失ってしまうと思う。

でも社会に生きている以上、人との関わりがあって。

自分だけでは見えない面がきっとたくさんある。

そういうことを理解するのは単純に楽しいし、

今まで無意識だったことを意識できるようになる。

視野が広がる。

自分を成長させるうえで、例えば人生の選択をするうえで、

役に立つんじゃないかなって考えています。

 

だからね、

自分のことを丁寧に見てくれる友達はすごく有難いんだね。

ちょっとうぬぼれた考えとか、

大人になったら恥ずかしくなるような言葉でも

ちゃんと受け止めてくれる、

例えば2人のような友達がいるのは幸せだなぁ、嬉しいなぁ。

この考えがうぬぼれてる? 照

 

 

 

そういえばさっきの小説の中で、

人は誰かに頼らなきゃ生きられない存在だけど、でも人はひとりきりなんだって知ったうえでもたれ合わなくちゃ意味がないんだ、

って感じのことが書いてあった。

最初、ひとりきりだって知るのはすごく寂しい気がしたんだ。

でもきっと、

ひとりきりだって知るからこそ大切に思いあえる人がすごくすごく大切なんだ、

ってわかるってことだといいな、と思って寝ることにしました。

おやすみ。